専門家の「強み」の引き出し方㉒

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おはようございます!(社)日本専門家協会理事&「あなたの強みを引き出す達人」の松下雅憲でございます。私は、この協会で「強みを見つけて自分のセミナーに活かそう」講座を担当しています。今日も、この「強み」について少しお話ししましょう。

今日の「強み」のお話しは、「視点・視線・視野」についての特徴です。
サッカーを例に説明しましょう。ボールを受けた選手。敵が目の前に迫っているので誰かにパスをしようと味方を探します。その時に、敵の足下を見てその隙間を狙ってパスを通そうとする選手。左右を見渡して敵と敵の間の隙間を狙ってパスを通そうと考える選手。高い角度からフィールド全体を見て遠くの選手にパスを通そうとする選手。さらには、視線とは全く違う方向の選手にパスを通そうとする選手。あなたの目と相手の距離。左右の広い視野。高い位置からの角度。見えてはいない角度・・・次にボールを蹴る方向をそれぞれの特徴を持って探しています。(サッカーに興味の無いひとにはわかりにくいですかね?)

では例をもうひとつ。あなたが大きな会場でセミナーもしくは講演をしていたとしましょう。あなたは、すぐ目の前の聴講者を相手にお話しになりますか?それとも、客席の中断くらいを左右に見渡しながら話されますか?それとも、会場全体を少し高い視線から大きく見渡しますか?3番目は、実際には見えないのでそう言う意識で見ているという意味です。もしかしたら、誰の顔を見ないで話すタイプの人もいるかも知れませんね。

このような、サッカー選手の例や講演家の例を比較しても、人それぞれに相手や全体を見る視点・視線・視野が違います。どちらが良いとかという意味では無く、自分の強み、つまり特徴を知っておくことで、あなたの姿勢や動きを意識してコントロールすることがしやすくなるのです。

目の前を細かく見ている選手ならば、ショートパスを正確に味方の足下に送れるでしょうし、高い位置から俯瞰するのが特徴ならば、遠くの見方の大きくボールを蹴り出せるでしょう。セミナー講師ならば、目の前の人を見て話すと、聴講者の細かい反応がわかるので、少し前のめりになってハッキリと相手の眼を見て、よりリアル感を増すように話せば良いだろうし、会場全体を大きく見渡しているのならば、会場全体の空気感を読んで胸を張り大きなジェスチャーで全体を盛り上げることをさらに意識すれば良いのです。そうすることでよりあなたの強みを活かすことが出来るのです。

サッカー選手でも、セミナー講師、講演家においても、自分の強み特徴を把握していれば、味方や聴き手がより満足する対策が取れると言うわけですね。

さて、あなたはどう言う視点や視線、視野を持って相手や全体を見ていますか?一度、自分の行動をよく観察して特徴を把握してみて下さいね。ちなみに、私は、全体を俯瞰してみよう見ようとしながら、いつも目の前のひとに向かって話すようにセミナーを行っています。これからも、さらにその強みを活かすために、細かい表情のつくりかたなも研究したいですね。ではまた来週!

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