専門家の「強み」の引き出し方㉗

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おはようございます!(社)日本専門家協会理事&「あなたの強みを引き出す達人」の松下雅憲でございます。私は、この協会で「強みを見つけて自分のセミナーに活かそう」講座を担当しています。今日も、この「強み」について少しお話ししましょう。
さて、今日の強みのお話しは「自己紹介での強みの活かし方:その2」です。
前回は、眼から入る情報を使って、話し下手な私でも相手の印象に残る方法についてお話をしました。でも、そんなに満面に笑みを浮かべたり、格好いい服装をしたり、名刺を工夫するのが得意もしくは強みではないようでしたら、「言葉」「音」を使って「耳から入る情報」で相手に印象を残すと言う方法もありますよ。
この、言葉や音声から残る印象については、有名な「メラビアンの法則」では、聴覚情報と言語情報に別れています。(視覚情報55%・聴覚情報38%・言語情報7%)聴覚と言語を合わせると45%もあるのですから、これは有効に活用しない手はありませんよね。
名刺交換時の5秒自己紹介では、多くのひとが「会社名」「資格名」「個人名」の3つ位しか言いません。特に際立った資格がなければ、「はじめまして、〇〇会社のまつしたです。宜しくお願い致します。」と言うのが基本形でしょう。この5秒間で相手の印象に残る方法は、ひとつです。それは「おや?」と思わせる業務内容を伝える方法です。
例えば私ならば、私のビジネスのお相手になりそうなお客様への自己紹介ならば、「競合店に負けない店長を育成する専門家の松下雅憲です。」と言う言い方をします。これ、実は私の著書の題名の一部なのですが、これを聴いて相手が、「え?なにそれ?」と言う反応をしたらすかさず名刺を裏返して、「こんな本を出しています。」そして、すかさず質問をします。
「ところで、御社は、店長教育に悩みなどございませんか?」悩みなど持っていない経営者はいませんから、うまくいけば「いや~実は」という話になるでしょう。そこで、「この本には、相手の立場に立つことで周りの競合店に負けない強い店を作った店長の話を紹介しています。この本で紹介しているノウハウをじっくりと教える研修もしています。どうぞ、宜しくお願い致します。」と、少しだけアピールをするのです。
ここまで行けば、もう相手の印象には残りますよね。つまり、名刺交換の5秒自己紹介で、「言葉や音声から残る印象」を活用するには、会社名や資格名、個人名だけではなく、相手に質問を投げかけられるタイミングを作ることが大切なのです。眼から入る情報とは違って、具体的な「提供サービス」の内容を伝えられるのですから、あなたも、ほんの20文字くらいの自己紹介用キャッチコピーを作っては如何でしょうか。
では、次週は、皮膚・手から入る情報を活用する方法についてご紹介しますね。お楽しみに。

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