専門家の「強み」の引き出し方㉓

15093_812759628740053_946792313_n

おはようございます!(社)日本専門家協会理事&「あなたの強みを引き出す達人」の松下雅憲でございます。私は、この協会で「強みを見つけて自分のセミナーに活かそう」講座を担当しています。今日も、この「強み」について少しお話ししましょう。

今日の「強み」のお話しは、「話すスピード」についてです。

あなたは、自分の話すスピードをどの様に自分で感じているでしょうか?「早い?」「遅い?」「普通?」
周りから、「あなたは早口だ」と言われていたり「あなたはのんびりしている」と言われていたりしない限り、多くの人は「普通」だと感じていると思います。

この話すスピードも「特徴」ですから、一種の「強み」と考えることが出来ます。「強み」ですから、それをわざわざ変える必要はありません。「強み」はそのままにして、相手が聞きやすいように「スピード以外」の工夫をすれば良いのです。

例えば、「早口」のひと。一般的に1分間で350文字が聞き取りやすいスピードだと言われています。でも、早口だと言われる人の多くは、500文字前後の文字数になります。TVショッピングの早口ナレーターは大体これくらいです。こう言う人は、使用するパワーポイントを写真かイラストをメインにするのです。文字を使うときも、1ページに10文字以内にしましょう。なぜかというと、人は聞くので必死になると、眼が追いつきません。さらに眼で捉えた情報を頭で処理しながらあなたの早口を聞いて同時に処理することも出来なくなります。なので、パワーポイント画面にたくさんの文字情報があると、もう何が何だかわからなくなるのです。危険です(笑)

一方で、かなり「ゆっくりと話す」ひと。200文字前後ですね。相当ゆっくりです。250文字くらいならば、「遅い」とは感じませんが、200文字くらいになると、ちょっと聴き手も苦しくなります。間延びした感じになるからです。こう言うひとは、「間」を入れちゃいましょう。しゃべるのではなく「沈黙」を入れるのです。で、眼を活躍させるのです。パワーポイントの文字数を増やしちゃいましょう。50文字くらいあっても読んでくれます(笑)

最後に「普通」のひとは、350文字ですが、このスピードに「間」を少しだけ入れると、非常に聞き取りやすくなります。パワポ-イントを指さして、その後、受講者の方に視線を移すような動作を入れれば自然と「間」を取ることが出来ます。パワポの文字数は、20文字以内にしましょう。

話すスピードの特徴は、自分では多くのひとが「普通」と感じています。でも、実際のスピードを知り1分間の話す文字数を把握すれば、話すスピード自体をあまり変えることなく、相手により聞き取りやすい工夫が出来る様になるのです。

是非一度自分が1分間で話す文字数を計測してみて下さいね。ちなみに、私は、丁度良い感じの350文字くらいです。でも、話の受けが良くて、笑いが取れると調子に乗るとつい早口になるんですよね~だって関西人ですから(笑)

関連記事

ページ上部へ戻る