「これから」を志す専門家の方へ /内海 透

自分のこれまでの専門分野での経験を活かして「世のため人のため」の役に立ちたい。
あなたの想いは素晴らしいと思います。
是非、実現して欲しいと願っています。

しかし最初に言っておきたいことは
「世の中にとっては、あなたがどうなろうと知ったことではない。という現実がある。」
ということです。
例えあなたがどれだけスゴイことを出来ると声高に叫んでも
… 聴いてくれる人がいなくては届きません。

例えあなたが専門家としてどれだけスゴイ仕事が出来る人だとしても
あなたがあなたのスゴさを発揮できる場所がなくては誰も認めてはくれません。

「お願いだから、一度でいいから...僕の、私の仕事を見て下さい。」と言っても
実績のない人に仕事を頼む人はいません。

実は私自身も「最初の実績」を作ることで途方に暮れた経験があります。
商工会議所、法人会、業界団体などの
「コンサルティングの対象になる見込み客がいそうな団体」へ電話<をかけました。 事前に何度も何度もテレアポの練習をしました。
「セミナーのご担当者へつないで頂きたいのですが...」
「はい、分かりました。それでは企画書とプロフィールを送ってください。
検討の上こちらから折り返しお電話いたします。」...
待てど暮らせど電話はかかってこない。
催促になるかもと思いつつ「ところでその後どうなりましたか?」と尋ねると
「当団体での過去の実績はありますか?」
「いえ、まだありません。」
「そうですか、残念ですが現在あなたのような方が数百人いらっしゃいます。
当団体としてもセミナー講師や専門家として実績のある方から順にお声掛けさせていただいてます。

全くチャンスが無いわけではありません。
こちらから連絡することもあるかと思いますので気長にお待ちください。」
「...はい...わかりました。」

数百箇所に電話、ダイレクトメール送付、そして...ひたすら待っていました。
待てど暮らせど連絡は来ませんでした。

「もう全てを諦めて一介の営業マンとしてやり直そう。 
悪い夢を見ていたんだ。 勘違いをしていたんだ。」

錦糸町の職安に通い今後のことを考えなくては...
と全てを諦めかけていた時一本の電話がありました。

「内海さんですか。ある先生にお願いしようとしていたセミナーなのですが、
内海さんのひたむきさと現場の泥臭ささがウチにはあっていると思うのです。
講師をお願いしたいのですが。

天にも昇らんばかりの気持ちを必死で抑えながら
「はい、分かりました。よろしくお願いいたします。」と答えるのが精いっぱいでした。
ところがすぐに喜びは不安に変わりました。

それまで大勢の聴衆の前で話したことは一度もありませんでした。
定員80名の大会議室で話すことを考えると
「やはりお断りした方が良いのではないか」
「自分には分を越えた話ではないか」
「まだまだ修行してからの方が良いのではないか」
と次から次へと不安が渦巻きました。

営業マンだったため1対1には自信があるのですが、大勢の聴衆の心を動かす話には
全く自信を持てず眠れぬ日を過ごしました。
友人にリハーサルを聞いてもらうと
「内海さんの熱い想いは良く分かるんだけどさ~。
何を言いたいのか全然伝わらないんだよね。」
強烈なダメだしを食らいました。

「この先、どうしたものか...講師として登壇して誰にも聞いてもらえなかったらどうしよう。
やっぱり自分には無理なのか...」
ようやく腹がくくれたのはセミナーの1週間前に
「今の日本を覆っている諦めの空気を打破して中小企業を元気にしたい。」
との志を持って始めたんだ!
チャンスをもらったんだ。
自分にできることを自分らしく全てやってみてそれでもダメならしょうがない。
と原点に立ち返ることが出来たからでした。

ギリギリになってパワーポイントのスライドの最後の1枚に
「この後ご縁会を行います。ご希望の方は一緒に飲みましょう。」
と盛り込んだのは自分らしさを表現したかったからでしょうか。

そしてセミナー当日午前11時まで最終原稿の修正を行い会場へ向かいました。
正直な所、空回りばかりだったように思えます。

評価は真っ二つでした。
「熱い想いが伝わった。」
「独りよがりで何を言っているのかわからなかった。」
しかし、
伝わるべき人には想いは伝わります。。
セミナー後名刺交換してくださった方とはその後顧問契約を結びました。

自分自身の体験を振り返ると
志事=中小企業を元気にしたいとの志。を実現するには
試事=講師としてデビューするまでの間「お前の志は本物か?」と何度も何度も試されました。


そして、その試練を乗り越えたから
仕事=志に仕える仕事』と出来たのだと実感します。
私の場合は営業経験があったのでテレアポで相手にうまく印象づけることが出来ていました。

セミナー講師としての経験はありませんでしたが、会社員時代に100名以上を前に話したり、
取締役会の議事進行を行っていた経験があったので、
セミナーの組み立て方はさておき一人一人に語りかけることは出来ていました。


しかしながら営業経験のない人は登壇のチャンスを得るために
「何を、どのようにやったら良いのか?」
また、講師経験のない人は
「何を、どのように伝えたら良いのか?」皆目見当がつかないことでしょう。

私たちの「売れ専講師養成講座」では皆さんの「志」は何か?
をもっとも大切にします。
なぜなら、意志ある所に道は開けるからです。
しかし、「強い意志」を保ち続けるのは受講される一人一人の「志」以外にありません。

是非当講座であなたの「志」を固めていってください。

その上で
セミナー講師として必要なスキル=5つの力(伝心力、ビジョン力、プロデュース力、人間力、専門力)をお伝えしていきます。
当講座の講師陣も私と同じ、若しくはそれ以上の経験をしてきました。
講師一人一人の実体験をベースにした講座は他に例がありません
必ずやお役にたてると確信しています。

当講座を受講される皆さんにとって最大の財産は共に研鑽する仲間と出会えることだと考えています。
私たち講師も「仲間」として皆さんの受講を心よりお待ちしております。

本講座受講を前に
「5つの力」について実感していただくプレセミナーを6月29日に開催します。
皆さんとセミナーでお会いできることを楽しみにしております。

≫売れる専門家養成講座プレセミナー「売れる専門家の5つの力」

 

 

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