専門家の「強み」の引き出し方⑨

レーダー

おはようございます!

「強みを引き出す」「強みを伸ばす」「強みを活かす」(社)日本専門家協会 理事の松下雅憲でございます。

私は、この協会で「強みを見つけて自分だけのセミナーに活かす」講座を担当しています。今日も、この「強み」について少しお話ししましょう。

前回は、「強みを見つけるときに落ちてしまう落とし穴」のみっつ目「レッテルを貼ってしまう」についてお話ししました。私も「O型人間」や「関西人」や「アンパンマン」というレッテルを貼られ、そのイメージから脱却しようと長く努力してきました。その甲斐あって今では・・・・・(う~ん、どうなんだろうか?)

さて、今日は、「強みを見つけるときに落ちてしまう落とし穴」の四つ目「本人の言うことを鵜呑みにしてしまう」についてお話をしましょう。

「私ってこういう人だから~」「私には強みって無いから~」「私は褒められて伸びるタイプなの!」などなど。
ひとはよく自分を「こんなひと」と自己評価し、自己アピールをします。もちろんその自己評価が全て間違いだとは思いません。ぴたりと正確に言い当てている場合もあります。たまにはね・・・

しかし、この自己評価が実は厄介者なのです。と言うのは、これって「自己防衛反応」から来るケースがあるのです。「私はこういう人なので、こういう風に扱って下さいね」とか「叱られるとやる気無くします」などと、バリアーを貼って、周りからのアプローチに制限をかけさせているのです。こうすることによって、本人はストレスが少なくて良いのかも知れませんが、逆に周りからの正直なフィードバックを受けられなくなると言うデメリットがあります。このようにバリアーを貼らなくても、上位職になればなるほど部下や周囲からのフィードバックを受けにくくなりますから、自分の特徴や強み弱みについて「自己評価」つまり「自己満足」「自己嫌悪」「自己防衛」などの影響を受けて自分のタイプや強みを思い込んでしまいます。

「自分のことは自分ではわからない」というのが「強みを発見する」時に自覚しておきたい大切な意識です。「強みや弱み」は、周りの人から「自分の行動」をよく観てもらって、フィードバックを受けることにより気づくことが出来ます。と言うか、その方法が最も効率がよく、より正確に発見出来る方法なのです。

ですから、自分で自分を決めつけないで欲しいのですが・・・・なかなか「自己防衛反応」ってやっかいですよね。なので、オススメなのは、そんなバリアーを貼っている人が言っている自己評価としての「自分の強みや弱み」については鵜呑みにしない!様にしましょうと言うことです!ま、無視すりゃあいんですよね~

もちろんあなたが自分で言っている「強みや弱み」も無視されちゃいますけどね!
ほら、でもそうやって「あなたが自分で言っている強みや弱み」を無視してもらえば、周りの人が言って下さる「あなたの強みや弱み」を聴きたくなるでしょ!はい!それが狙いです(^_−)−☆

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