その仕事、何のためにやっていますか?

その仕事、何のためにやっていますか?

おはようございます。
理事長の内海です。
昨日、一昨日と近所の障がい者就労支援施設の手伝いに行ってきました。
この施設はいわゆる福祉作業所ではありません。
福祉の視点だけでは
「働かせてあげる。生活の面倒を見てあげる。」で終わってしまいます。
が、その施設は一般企業と福祉施設のコラボレーションで運営されていて
利用者(=就労意欲のある障がいを持った人)は、
その場で働くことの喜びとプロフェッショナルとしての自負を持ちます。
そのためには、働く事の厳しさも学びます。

その団体が他の区内の福祉施設に仕事の依頼をしたのだが、
どこも引き受けてくれなかった。
(量が多い。手間がかかる。などの理由で。)
しかし、
彼らはプロとしての自負がある。
だから他が一緒にやってくれなくても納期に間に合わせなくてはいけない。
という事で急遽連絡を受け地元の仲間達にも声をかけてボランティアで手伝った。
気が付けば20人以上のヘルプが入った。
その仕事が
ただの「仕事」であれば土、日に手伝いには来てくれないだろう。
彼らがやっている社会的意義を理解するからこそみんな手伝ってくれたのだろう。

自分自身の事を振り返ってみた。
独立から8年。
専門家として「中小企業を元気に」するために遮二無二やってきた。
「つもり」だった。
しかし、
「食うため」の仕事になっていないだろうか?
本当に世の為、人のための仕事をやっているのだろうか?

以前ドラッカー氏の著書の話で触れたが
「ある所に煉瓦を積む作業をしている人たちがいました。
旅人が、「あなたは何をしているのですか?」と質問したのに対して、
以下の5通りの答えがありました。
どれが正解だといったものではありませんが、
その人の仕事に対する価値観を反映しています。
(1)わたしは、煉瓦を積んでいます。
(2)わたしは、壁をつくっています。
(3)わたしたちは、建物をつくっています。
(4)わたしたちは、教会をつくっています。
(5)わたしたちは、人々の心を癒す空間を造っています。」
「人々の心を癒す」というミッションを共有することで「やり甲斐」をもたらしてくれます。

専門家として
何のために働いているのか?
自問したい。

関連記事

ページ上部へ戻る