専門家の「強み」の引き出し方⑮

プレゼン1

おはようございます!

「強みを引き出す」「強みを伸ばす」「強みを活かす」(社)日本専門家協会 理事の松下雅憲でございます。

私は、この協会で「強みを見つけて自分だけのセミナーに活かす」講座を担当しています。今日も、この「強み」について少しお話ししましょう。

前回までは、「物事を始めるとき・継続するとき・終わらせるとき」の3つのシーンで強みを見つけることが出来るというお話をしてきました。今回は、情報を理解するときの強みに違いについてお話ししましょう。

私たちは、何らかの情報を理解するときに、それぞれ得意な方法があります。たとえば「文章を目で追って読むことで理解しやすいひと」「読み上げることで理解しやすいひと」「誰かに話してもらうと理解しやすいひと」「写真やイラストや図やグラフがあると理解しやすいひと」「映像があると理解しやすいひと」「実際に触ったり動かしたりすると理解しやすいひと」などがあります。

自分自身がこれらの方法のうちどの理解方法が得意なのか?を知っておくことで、情報をより早く正確に理解しやすくなり、ビジネスに大いに役立つようになります。また、情報を伝達する側としても、相手がどの方法での理解を得意とするのか?を知っておけば、自分が理解するときと同様に、より早く正確に伝えることが出来るのです。

とは言え・・・自分が、どの方法が得意なのかは、それぞれの方法を試してみればわかりますが、相手がどれが得意なのかについては、そう簡単にはわかりません。ふんだんに予算を使える自動車会社などは、TVCFやカタログや雑誌などあらゆる方法で消費者にアピールする事が出来ますが、私たちがセミナーなどでプレゼンテーションをするときはそうは行きません。限られた予算で最大の効果を発揮するために、プレゼンテーションを工夫しなくてはならないのです。

では、どう工夫すれば良いのでしょうか・・・
冒頭で紹介した、ひとによりちがう6つの理解方法「文章を目で追って読むことで理解しやすいひと」「読み上げることで理解しやすいひと」「誰かに話してもらうと理解しやすいひと」「写真やイラストや図やグラフがあると理解しやすいひと」「映像があると理解しやすいひと」「実際に触ったり動かしたりすると理解しやすいひと」をプレゼンテーションにバランスよく取り入れるのです。

この工夫を行わずに、ただ淡々と伝えると・・・・聴講者は眼を閉じて別世界へと旅立ってしまいます。
しかし、これを最高に工夫すると・・・・かのスティーブ・ジョブズのような、世界最高と言われるプレゼンテーションが出来るのです。

次回は、この6つの理解方法を意識したプレゼンテーションを行う為のチョットしたコツをお話し致しましょう。
ではまた来週木曜日にお目にかかりましょう!

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