専門家の「強み」の引き出し方⑰

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おはようございます!

「強みを引き出す」「強みを伸ばす」「強みを活かす」(社)日本専門家協会 理事の松下雅憲でございます。

私は、この協会で「強みを見つけて自分だけのセミナーに活かす」講座を担当しています。今日も、この「強み」について少しお話ししましょう。

前回お話ししたのは、「私たちには、プレゼンを理解するときに6種類の理解方法が有るので、多くのひとにより正確に意図を伝えるには、この理解方法、つまり相手の強みに合わせたプレゼンをしていきましょう」、と言う内容でした。

しかし、聴く側の強みを考えるのも大切なのですが、伝える側にも「強み」も考えて欲しいのです。これを、しっかり活かすことで、よりハッキリとメッセージを伝えることが出来るからです。

伝える側が、活かす「強み」は、聴く側の「理解する強み」と考え方は同じです。

「読むタイプ」の方へのわかりやすい資料を作成する
「聴くタイプ」の方への聞き取りやすくわかりやすい話し方を心がける
「グラフィックタイプ」の方へのわかりやすいスライド作成する
「触るタイプ」の方へのワークショップを工夫する

と言うことなのです。ね、同じでしょ?

これらは、いつも強みを活かしているプレゼンターが、普通にやっていることです。つまり、いかに受講者にわかりやすく伝えようとするかの「方法」に各プレゼンターの「強み」は自然と出てくると言うことなのです。

あなたも、きっとどれかはやっています。しかし、全部では無いかも知れません。それでは、理解が追いつかない受講者が出てきます。より多くの相手の理解を深めようと思うのならば、どれをやっていないかも知っておかなくてはなりません。つまり、自分がどれが得意でどれが苦手なのか?と言うことを理解しましょう、と言うことなのです。

では、苦手な部分は、どうすれば良いのか?簡単です。それを、強みとして活かしている人を見つけて依頼すれば良いのです。いないのならば、自分で上記ポイントを意識して作れば良いのです。

プレゼンやセミナーや講演では、多くの方が苦手部分には力を入れずに軽くスルーされています。これでは、考えを正しく伝えることは出来ません。受講者の「理解する強み」を満足させるために、あなたは「自分の強み」と「仲間の強み」を伴に活かして対応していくようにしましょう。きっと「あの講師はとてもわかりやすい」と評判が立つようになりますよ!

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